2019-09-02

コロンビアから、新しいコーヒー豆2種類が届きました!

新しいコーヒー豆のご紹介!
コロンビアから、コーヒー豆2種類が入荷しました。

どちらも同じコロンビア産のコーヒーですが、栽培されているエリアも違えば、品種やプロセスも異なる2つのコーヒー。味わいも全く異なります!

◇La Pradera Natural / Colombia
Producer : Oscar Daza
Region : Aratoca, Santander, Colombia
Altitude:1,700m – 1,950m
Variety : Castillo
Process : Natural
Taste Notes : Cacao nib, Brandy, Dark cherry, Passion fruit, Papaya

サンタンデール県は多くの先住民族がコーヒー栽培をしており、その文化的・歴史的特徴がコーヒーの栽培・収穫・精製に反映されています。

シェード(日陰)栽培が行われ、これにより気温が均等に保たれ、コーヒーの実は時間を掛けて熟成します。そのため、コーヒーの実に糖分が多く含まれます。

ラ・プラデーラ農園はサンタンデール県アラトカに位置し約1,800mの標高とシカモチャ渓谷にほど近い立地は低い湿度と陽当たりの良さ、日中は心地よい風が、夜は冷たい風が吹き抜ける素晴らしい環境です。収穫を終えた木には年に20kgの有機肥料を与え常に健康的な栽培地を維持するよう耕作しています。

コーヒー豆の精密機器メーカーと協力し、最新機器を導入して精製工程の改良や革新に意欲的に取り組んでいます。

熟度管理で糖度を23%まで高め、ナチュラルやハニープロセスを取り入れた商品開発も積極的に行っています。

◇Varon Barragan / Colombia
Farm : La Esperanza
Region : Monte Bonito, Pitalito, Huila
Altitude:1,600m
Variety : Caturra
Process : Washed
Taste Notes : Caramel, Orange, Juicy

ウィラ県は曇りが多く、日射時間の平均が1日に3.5時間と短めです。 標高は海抜1000メートル〜2200メートル幅が広いものの、他県と比べると平均標高は低く、気温は高めです。

女性農園主タメルラン・ヴァロン・バラガンはラ・エスペランサという7haのコーヒー農園を所有しています。アセベドにある両親の農場を継いだ時まだ十代でした。彼女はより多くの収入を稼ぐために自動車整備士でもあります。

彼女の農園ではカトゥーラ種が栽培されており、収穫時期に真っ赤に熟したチェリーのみを摘み取っていきます。コーヒーは収穫した日に果肉除去され、28時間発酵させます。その後4回水洗いされ10-12時間パラボリックドライヤーで乾燥させます。

コーヒーのプロセス(精製方法)について

みなさん、コーヒーを選ぶときに聞いたことがあるかもしれません。今回の2種類のコーヒーで用いられているプロセス、『ウォッシュド”と”ナチュラル』について簡単にご説明します。

プロセスとはコーヒーの木からコーヒーチェリーを収穫した後、実から種を取り出すまでの工程のことを指します。

◇ウォッシュドプロセス

コーヒーチェリーを収穫後、パルパーと呼ばれる機械でチェリーの実を除去します。

実の中から取り出された種の周りにはミューチレージと呼ばれる粘質(ぬめり)が残っているため、水を張った発酵槽に浸けておき、ミューチレージを除去した後、乾燥させます。

ウォッシュドプロセスで作られたコーヒーはクリーンな酸、コーヒー豆のもつ個性やテロワールが素直に味に表現されます。プロセスによる強烈な個性はないものの、飲み飽きない。

◇ナチュラルプロセス

コーヒーチェリーを収穫後、チェリーの実がついたまま天日干しにして乾燥させます。乾燥後、脱穀機で中の種を取り出します。

最古からあるプロセスで、ウォッシュドに比べると大規模な施設や大量の水を使わずに済みます。ナチュラルプロセスで作られたコーヒーは、ナチュラルプロセス特有のベリーやトロピカルフルーツのようなフレーバーを持っています。初めて飲む方はコーヒーとは思えないようなユニークな味に驚かれるかもしれません。

一度飲んで取り憑かれるのか、店頭で接客していてもナチュラルのコーヒーが好きなお客様は多いですね!

以上、簡単にウォッシュドとナチュラルという2つの代表的なプロセスについてご説明しました。

その他にもスペシャルティコーヒーの世界では、プロセスはどんどん発展、進化しています。ユニークな味わいを作り出せる新しいプロセス、実験的なプロセスも編み出されているようです。

コーヒーを飲む時には、そのコーヒーがどのようなプロセスで作られたかに注目して飲むと、いつもとは違った発見があるかもしれませんね!

今回紹介したコーヒー豆は、オンラインショップからも注文可能。まだまだ暑い日が続きますが、美味しいコーヒーと夏を楽しみましょう!

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コメント1件

  • 中野 知佐子 より:

    こちらの素敵なホームページ偶然拝見しました。
    コーヒー好きな私には、たまらない程、素敵なホームページです。コーヒーの原産地の事情を知ると、感慨深いです。
    今回私は、アラビカ種のコーヒーが好みだと
    知る事ができました。数年前まで、コロンビアの豆は大粒でふっくらした、たおやかな豆でしたが、最近輸入されたコロンビアは、小粒になってきているようです。日本がバブルに沸いていた頃が最もコーヒーも美味しかった様な気がします。帝国ホテルのレセゾン、村上料理長が在籍してた頃、
    格別に美味しいコーヒーはハワイコナもブレンドしてた訳ですから美味しい筈ですよね、本物のブルーマウンテンの豆は粒がひときわ大きく、数十年前、パリのカフェで、飲んだのが最後となりました。日本ではジャマイカが格上げされブルーマウンテンとして販売されているのには
    がっかりしてます。

    今後もコーヒー豆のお話、楽しみしてます。
    (^^)/ (^^)/ (^^)/

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