2020-10-24

【新商品 / ダイレクトトレード】El Porvenir JAVA Orange Honey （エルポルべニール農園ハバオレンジハニー）販売開始

ニカラグア、エルポルべニール農園の「JAVA Orange Honey 」というコーヒー豆を新たに販売します。

テイスティングノート
フローラル　青りんご　キャラメル　カシューナッツ
花の香り
穏やかな酸　かろやか

商品情報
産地：ニカラグア
地域：ヌエバセゴビア県サンフェルナンド

生産者：セルヒオ・ノエ・オルテツ
標高： 1,200m

品種：ジャバニカ (ハバニカ)
精製：オレンジハニー

＊フィルターロースト（ドリップコーヒー向きの焙煎です）

ロースターズノート　【ロースター堺原より】
以前からセルヒオさんの作るコーヒーのファンでした。
彼の作るコーヒーからはテロワール、品種、そして彼が日々追求している生産処理、その全ての調和を感じます。
こうして自身で焙煎しみなさまにご紹介できることを嬉しく思います。
このロットの持つ、淡く繊細な風味と豊かな質感を最大限活かせるように心がけています。ぜひ飲んでみて下さい。

Coffee Wrightsの新たなチャレンジ。
買い付けグループの仲間に入れていただき、ニカラグアとエルサルバドルのコーヒー豆のダイレクトトレード始めました。取引をしているうちのおひとりが今回ご紹介するセルヒオさんのエルポルべニール農園。

エルポルべニール農園は「未来」を表わしています。
農園名のエルポルベニールは「未来」という意味があるそうです。

生産者はセルヒオ・ノエ・オルテツさん。
セルヒオさんのお父さんはふたつの農園を所持し、エルポルベニール農園をセルヒオさんにと思っていましたが、引き継ぐ前に亡くなってしまい、日本人との取引を大切にしていたお父さんからの「これからも日本人とお付き合いをしていきなさい」という遺言と共に農園を引き継ぎました。

日本からたくさんのインポーターやロースターが訪れている農園です。

商品名の「オレンジハニー」なんだかおいしそう！と思われた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

「オレンジハニー」とは精製方法の名前で、ハニー（パルプドナチュラル）プロセスをしている途中、パーチメント（チェリーとコーヒー豆の間の硬い内果皮）の色がオレンジ色だったからこの名前にしたんだ！と、セルヒオさん。収穫されたチェリーは果肉がついたままアエロビック（好気性発酵）させて、果肉を除去、パーチメントがついた状態で再度アエロビックさせるダブルファーメンテーション（2回発酵）させた特別なプロセスです。
セルヒオさんはお水を大切にしたいという思いから、大量の水を使用するウォッシュドプロセスは行わず、ナチュラルとハニーのみの精製をしています。

とても研究熱心な方で、味を向上させるため様々なプロセスにチャレンジしているそうです。

カッパーとしても素晴らしいんですって！いつか一緒にカッピングしたいです！

写真がJAVA。赤く完熟したら収穫します。

「ジャバ」とも言われていますが現地でのスペイン語発音だと「ハバ」と呼ばれているそうで、英語や日本語だとジャバと読みます。私たちも現地の呼び方を商品名につけました。

ジャバはみなさん聞いたことあるのではないでしょうか。
この商品でいうJAVAはジャバニカ種という品種のことを指しますが、ジャバニカとはその『ジャバ』とニカラグアの『ニカ』を合わせた名前。エチオピア起源のティピカロングベリーでインドネシアはジャワ島へ渡ります。その後、ニカラグアへ渡り栽培されるように。最初はハバ種を栽培する人が少なかったのですが、ニカラグアでのオリジナルハバ種が少しづつできてきて、ニカラグアに適したハバ種だというところから、『ハバニカ種』とニカラグアで呼ばれることもそうです。

私たちはまだ、産地には行けていませんが、セルヒオさんは日々の農園の写真を送ってくれたり、こちらから質問したり直接やりとりしています。

それが可能になったのは10年以上産地へ通い、生産者さんとの信頼を築いて『継続的に生産者と繋がる、お客様にストーリーを伝える』ということをより大切して行こうとダイレクトトレードのグループ（Book Your Coffee）を作ってくださった、コーヒーウニドスの田中さん、ミルトンコーヒーの田中さんやりんさんのおかげです。心から感謝します。

Book Your Coffee